2025年5月「プレーパーク@ かぶら公園」開催報告 ~ “拠点型プレーパーク” はじまりました!

5月18日(日)、本年度最初のプレーパークを開催しました。
ちいさな子、小学生、中学生、保護者の方々が、300人以上!
賑やかで楽しい時間を過ごすことができました。

印象的だったのは、一昨年・昨年とプレーパークに家族で遊びに来ていて、今回は、自分の友だちを誘って一緒に来る子が何人もいたこと。中には、子ども同士で電車に乗って来た高学年集団までいました。また、近隣にお住まいのシニア世代の方が、立ち寄って声をかけてくださったことも、嬉しかったです。

「拠点型プレーパーク」が始まりました。

今年の「とみおかプレーパーク」は、年に8回、『かぶら公園』 を拠点として開催します。
昨年まで、市内各所で開催してきたイベント型のプレーパークと拠点型のプレーパークは、ちょっと違います。
さて、何が違うのか?まずは、2つのポイントをご紹介します。

同じ場所で繰り返していると、どんな遊び道具がどこにあるのか?かぶら公園のどこで何をしたら楽しいか?危ないか?がわかってきて、自分で考えて判断したり、考えて変えることが自由にできるようになります。
子どもも大人も、みんなが!いつのまにか…プレーパークの「お客さん」から「つくる人」になっています。

例えば、5才の子でも、何度か土山で遊んでいれば、「泥にしたい時は、このバケツとこのコロ車で、あの水道から水を運んで来たらいいんだよ」「濡れた土山は滑るから、気をつけて!」と、大人にも教えてくれるようになる!?。

例えば、走り回る集団遊びが好きな高学年なら、「今回は小さい子もいるから、でこぼこを走らないように、範囲はここまでね。」「人数増えたから、チームで色分けビブスを着よう」と、状況に合わせてルールを変えたり、必要な備品を活用したりも、できるようになる!?

例えば大人も、「日差しが強いから、このベンチを日陰に移動しよう」「ノコギリを出しっぱなしの子がいたから、片付けておいた」など、居心地のよい場、安心して遊べる環境を、自由につくってもらってOKです!

誰かが「いいこと思いついた!」ヒラメキに、誰かが「いいね!」とのっかり、遊びが進化していくのがプレーパーク。その”進化が続く”のが、毎回同じ場所で開催する、拠点型プレーパークのよさです。
拠点型プレーパークの遊びは、楽しかった♪という体験の枠を超えます。遊びの進化は、子どもの思考や挑戦や発想の進化です。子どもたちは継続的に遊びながら、様々な「力」を蓄えていきます。

例えば、ダンボールの樋コロ装置づくり。3人であーだこーだと言いながら、長ーい大作が大成功。でも終了間際にヒラメイタ!「これに〇〇を付けたら…」。次のプレーパーク開催日、朝一番に来て、持参した〇〇を組み合わせ、1ケ月間、考え続けて膨らませたイメージをカタチにしました。前回より複雑かつ長い超大作!
やりきった達成感に「おれたちすごい!」と興奮する子どもたちに、自信や仲間への信頼感という「力」の育ちを感じます。そしてまた誰かがいいます。「いいこと思いついた!」遊びの進化は、新たな挑戦と思考の始まりです。

拠点型のプレーパークになくてはならないのが「倉庫」
例えば、「大きな布があるけれど、遊びに使う?」「まだ使えるトンカチ、あげるよ!」など、物品の寄付も歓迎です。
様々な遊び道具や素材は、さらに遊びを進化させる刺激になります。ご協力をお願いします。

5月のプレーパークの様子を写真と動画でご紹介します。

●「倉庫」は、公園のフェンス沿いに設置しました。また、今年はプレーパークの受付に市民ボランティアの方がいます。お気軽にお声かけください。プレーパークの感想も聞かせて頂けると嬉しいです。ボランティア希望、ご寄付(モノ)のご提案も大歓迎♪(とみおかプレーパークの旗は、ボランティアさんみんなで描きました。)

●竹の大型遊具づくり
竹を運んだり切ったりも、子どもたちと一緒にやりました。そして、「ブランコつけようよ」「すべり台があるといいよね」「木のそばにおいて合体したら!」とでてくる声が、一つひとつカタチになっていく…ワクワクと高揚感。いいですよねー。

●中学生の布ハンモック!激しく揺れてましたねー楽しそうでしたねー。写真にはありませんが、中学生の布の使い方を、じーっと見つめる小学生たちの羨望のまなざしも♪熱かったです。

●子どもと一緒に、ご自身も楽しんでいる大人が多かったのがダンボール工作と建築。今回はつくった後、入る、集う、転がす、さらに飾りつける等の遊びに発展していました。次回の暑い時期には、木陰の秘密基地がいいかも♪

●公園の片隅にある小さな土山でしたが、子どもも大人も、思い思いに遊んでいました。「光る泥だんご」は、小学生もハマりますねー。チョークで色付けしたカラー団子は、もはやアート。水運びに何往復もしていた子どもたち!おつかれさまでした♪

●昔遊びが…熱い!ゴム弾、コマ回し、けん玉、将棋、子どもも大人も楽しんでいました。知らない人同士が、勝負したり、やり方を教えたりという交流も生まれていましたね。カラービニールで手作りした、巨大紙風船、いえ、ビニール風船がよく飛びました!

●「ドロケイやりたい人!」という誰かの声かけに、学校も学年も違う子どもたちが集まって、走る走る走る・・・走りつづける!途中参戦してくださった大人の方々からは、「子どもの体力すごいねーーー!」と、感嘆の声が(笑)。頼もしいです。

●「木工やりたい!」と言う子どもの声を待って、参加者の方とシートを広げて、椅子やテーブルも置いて、木工作とクラフトのコーナーをつくりました。受付前の木陰に設置したこともあり、いつでも人気のエリアになりましたね。

みんなの声を!聴きました

●高校生ボランティアが中心になって、遊んでいる子どもたちに「次のプレーパークで何がやりたい?どんなモノがあるといい?」と聴いて、ダンボールに書いてもらいました。自分が食べたいおやつ類も含めて(笑)、たくさんの声が集まりました。

次回は、6月29日(日曜日) 10時~15時

かぶら公園で、どんな遊びが飛び出すか!?次回が楽しみですね♪